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2012年10月31日 (水)

ダグ・アルドリッチからのメッセージ~A Message from Doug Aldrich

今日はホワイトスネイクのダグ・アルドリッチから寄せられたメッセージを紹介しましょう。

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ダグとはホワイトスネイクでの来日や世良公則さんとの活動、フランクフルトの展示会やアナハイムのNAMMショウ等で一緒になっているうちにとても仲がよくなった…イヤ、初めから仲良かったかな?
というのも、ダグは人見知りをまったくせず、誰に対しても本当にやさしくて、いつでも真っ先に相手のことを考えているような人。あの燃えたぎるような情熱的なギターとは正反対の物静かで思慮深い、とても素敵な人物で、誰でもすぐに仲良くなってしまうのだ。

LOUD PARKの時も出番前にステージ裏の暗闇で私を見つけると、ワザワザ自分の方から近寄ってきて「シ~ゲ~」といいながらハグハグしてくれるほどいい人なのよ。

彼と初めて会ったのはマーシャルの工場で開催されたVintageModernとJVMの発表会の時のことだった。
あの時、まだポンドが高い時分で、タバコがひと箱1,200円ぐらいしていた。ちょうどロンドンに着いた時にタバコを切らしてしまった私はその場で禁煙を決意したのですよ。1,200円も出すのバカバカしいもんね。
私は決してへヴィなスモーカーではなかったのだが、「コールド・ターキー」がもたらす禁断症状はキツクなるばかり!頭クラクラ、目ェチカチカ、指先ジンジン!♪Cold turkey has got me on the run…なんて、アータとても呑気に鼻歌なんか歌ってられない!

ある晩、ダグたちとインド料理店で食事をした時、ダグはそんな私の異常をいち早く見つけて「おい、シゲ、一体どうしたんだ?大丈夫か?身体の調子がおかしんじゃないのか?熱でもあるのか?」とまるで自分のことのように心配してくれたのですよ。やさしいから。

私が「イヤ、数日前からタバコをやめたんだよ」と苦しそうに告げると、ダグは「ナ~ンダ、そんなことか!じゃ、ホラよ!」と彼のタバコを私に差し出したのです…オイオイ!

ダグは『50 YEARS LOUD LIVE』の中でもリッパー・オーウェンズと組んで、最高にカッコいいプレイを披露し、大喝采を浴びた。

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以下がダグからのメッセージ…

ウェンブリー・アリーナで開催されたマーシャルの「50 Years of Loud」コンサートの数日前にロンドンに降り立った時、エネルギーがみなぎった。ホテルの自分の部屋に向かう途中、ザックに出くわした。廊下でそのまま1時間ほど旧交を温め、笑い合った。ザックはとても元気そうで、彼にあえてとてもよかった。

翌朝、火災報知機が鳴って、ザックがオレの部屋のドアをノックした。オレはまだ寝ていてパジャマのままだった。しかし、ザックは強引に部屋に入って来て、オレが着替えるのを待ってコーヒーを飲みに出た。すると火災報知機のスイッチを切っている男が目に入った。我々はコーヒーをしこたま飲んでカフェインをため込んだ。

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次の日、グレン・ヒューズと彼の愛妻ギャビーと朝食を摂った。グレンはショウの内容のことについていろいろと語り、彼とイングヴェイとオレで「Burn」をやろうということになった。結局、時間切れになってしまったが、グレンとつるむのはいつも楽しい。リハーサルは、ケリー・キング、ザック、フィル・キャンベル、リッパー、そしてストーン・サワーのコリーたちの楽しいたまり場になっていた。コンサートの当日、楽屋でもとても楽しい思いをした。楽屋はポール・ギルバートやイングヴェイと相部屋だった。ジョー・サトリアーニとも久しぶりに顔を合わせたのもうれしかった。

何といっても最高だったのは、自分がこのイベントの一部を担ったということだ。

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ジム・マーシャルはオレにとてもよくしてくれた。約7年のつきあいだったが、いろいろな意味でオレは彼が大好きだった。彼はホンモノのオリジナルだった。オレが知る人間の中で最も重要な人物だったんだ。ジムはこのコンサートを誇りにしていると思うよ。出演者全員の演奏は素晴らしかったし、観客も超満員だった。

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新しいマーシャル・ブログに関われてとてもハッピーだよ。できる限りの協力はしたいと思っている。オレは人生を通してマーシャル・ガイだったのでこのブログの一部であることは自分の誇りなんだ。

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長い間自分をサポートしてくれているファンのみんなにはお礼を言いたい。オレやホワイトスネイク、特にマーシャルを支持してくれてみんなに感謝をしている。ジム・マーシャルは最高のアンプを作ってくれた。会社は今でも家族のようだ。自分がその一員であることは幸せこの上ない。

よろしく

ダグ・アルドリッチ

There was a great energy as I arrived in London a few days before the Marshall 50 Years Of Loud concert at Wembley Arena.
I was walking to my room and ran into Zakk. We stood in the hall of the hotel for and hour just catching up and laughing. He was in great form and it was great to see him.

Next morning the fire alarm went off and Zakk came knocking on my door... I was still sleeping and in my pajamas but he busted in my door and waited for me to get dressed so we could go get coffee and find the person who set the alarm off. We drank way too much coffee and got way jacked up on the caffine.

I had breakfast the next day with Glenn Hughes and his lovely missus Gaby. He was talking about all kinds of stuff and we decided that he Yngwie and I should do Burn together. In the end we ran outa time but its always fun to hang with Glenn. At rehearsals it was a fun hangout with Kerry King, Zakk, Phil Cambell, Ripper and Cory from Stone Sour.The show day back stage was also fun, we all shared rooms and nice to see Paul Gilbert and Yngwie. Had a nice catch up with Joe Satriani.

In the end, it was one of the coolest things that I have ever been a part of.

Jim Marshall was very good to me and even though I only knew him for about 7 years, I loved him for many reasons. He was a true original. One of the most important people that I have ever known. I think Jim would have been proud of that concert. Everyone played great and it was pretty much a sellout night.

Im very happy to be a part of the new reformed Marshall Blog. I hope to do more here if I can. I have been a Marshall guy for all my life and its an honor to be a part of this blog.

I want to thank the fans that have supported me through the years. Im very thankful for your support of me, Whitesnake and specially Marshall. Jim Marshall makes the best amps and the company is still like a Family. Im happy to be a part of it.

Warm regards,

Doug Aldrich

(一部敬称略 2012年9月22日 ロンドン・ウェンブリー・アリーナにて撮影 Thanks for your help, Steve) 4