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2013年4月 3日 (水)

Guitar☆Man #002

2月10日、大好評でスタートした「Guitar☆Man」。早くも3月7日にその第2回目のショウが催され、また大盛況のうちに幕を閉じた。

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今回も展示されたチャリティ・ギターの数々。

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出演者のサインがどんどん増えていく!

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今日のマーシャルはJVM210Hと…

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広規さんのVBA400+VBC810。

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開演前に南阿蘇の熱狂的な広規さんファンから届けられたプリンの差し入れ。これがまた殺人的においしいんですよ。私も大ファンでしてね、ドンブリで食べるのが目下の夢!マジです。

お取り寄せもできます。詳しい情報はコチラ⇒キャラメル・プディング

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ショウは前回同様、小林克也氏のナレーションに乗って、アニメーションからスタート。

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今日のギター・エンジェル。

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ギターが野呂さんに渡されて準備完了。

この日も入れ替え制の2回公演。双方同じ内容だ。このレポートでは両公演で撮影した写真を混ぜて使用している。そのため突然衣装が変わったりしていることを予めご了承願いたい。

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難波さんのオルガンの音で演奏はスタート。ああ、中学の時に初めて聴いた時の感動がよみがえる!あの頃は素直だったナァ…これで十分に興奮できた。今ではちょっとやそっとの刺激では興奮しない立派な音楽変態になってしまった…。

「Highway Star」の『Live in Japan』バージョン。近年になって日本公演の全容が明らかにされたが、やっぱり耳なじんだコレが一番ね。やっぱりこの時代のロックには大きな大きな魔力があったね。

そういえば今朝のワイドショウを見て笑った。それには10代前半の女の子のあるへヴィ・メタルのボーカル・ユニットのコンサートの熱狂ぶりを伝えたものだった。ま、我々の世代に説明するとすれば、ただ単にアイドルがへヴィ・メタルを歌っているという状態を想像してもらえば十分にこと足りるだろう。歌のテーマも可愛いものだ。

テレビ・レポーターが会場に来ていたお客さんにインタビューをしていた。ちょうど納豆をすすっている時だったので、短いインタビュアーの質問をハッキリととらえることはできなかったが、「こういうのはお好きですか?」みたいな内容であったことは間違いない。

するとその若い男性のお客さんは「ええ。私は『ロック』が大好きなんですよ。ですからこれは無視できませんね!」と嬉々としてお答えになられていた。この答えから察するに、この男性は「でぃーぷ・ぱーぷる」をちゃんと聴いたことは人生で一度もないだろう。

可愛い少女3人が歌うへヴィ・メタルも「ロック」…他方、レスター出身のジョナサン・ダグラス・ロードのハモンドオルガンとノッティンガムの小兵ドラマー、イアン・アンダーソン・ペイスのスネアドラムにはじまって声高らかに歌い上げるハード・ロック讃歌もまた「ロック」である…らしい。

昔、流行った美人ボーカルのジャズとオーネット・コールマンの『クロイドン・コンサート』とどっちのジャズ、がいいかなー?…的な。

どちらを好むのかはもちろん個人の自由だ。実は私もしばらく前にこの女の子のグループのパフォーマンスをナマで見たことがあった。その時はカラオケだったが、一生懸命に歌い、踊り、それはとても好感の持てる内容だった。キチッとしたスタッフが付いているのだろう、曲の出来も申し分なかった。「ロック」という枠さえなければ大変可愛く元気のいいアイドル・グループだと思うんだけど…と思った。

どうしてこれを「ロック」にしちゃうんだろう?このワイドショウで、またひとつ作る側が「ロック」を「ロック」から遠ざけている現状を確認した。

パープルもツェッペリンもない「ロック」…。ビートルズのない人生…。どう思う?

イケね、ついいつもの調子でここでこんなに書いちまった!

とにかく『Guitar☆Man』でロックの魅力を体験してもらいたいのね。

ちなみに、パープルの輸入盤の『ライブ・イン・ジャパン』は『Made in Japan』というタイトルで、ジャケットの写真は日本で撮ったものではなく、ロンドンはフィンズベリー・パークにある有名な「Rainbow Theatre」で撮影されたものが使われている。

その写真の中に写っているイアン・ギランの黒いコンガはNATAL(ナタール)製だ。ナタールはMarshallのドラム/パーカッション・ブランドだ。

NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Official Web Site (英語版)

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演奏が始まった!

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「Purple Haze」で今日のメンバーが紹介される。

親方でベース・マンの伊藤広規

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今回のギター・マン…2人だからギター・メン。

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野呂一生

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元シュガー・ベイブの村松邦男。

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キーボードは前回に続いての出演、難波弘之

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ドラムは元村八分やシュガー・ベイブの上原ユカリ裕。

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ひとり増えた充実のボーカル陣。

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StuartO

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Micky-T

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浦田健志

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そして安奈陽子。

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フィードバックをキメる野呂さん。ん~、やっぱマーシャルがよく似合う?!

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村松さんはダンエレクトロがよく似合うな~!

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すかさず「Smoke」のパープル2連チャン。

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今日もゴキゲンな…

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広規グルーヴ!

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開会宣言は難波さんの担当(?)。「ギターマンはじめま~す」

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洋楽にこだわらず邦楽の名曲も演奏するのがGuitar☆Man。

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小泉今日子の「木枯らしに抱かれて」がすんごいアレンジで披露された。

もちろん、「Down Town」も演奏されたことは言うまでもない。

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続いてはマウンテンの「ミシシッピー・クイーン(「ミシシッピー」のつづり難しいからここだけはカタカナね)。誰、マウンテンやりたかったの?

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今回も司会はNACK5の山本昇。

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軽快な関西弁で出演者の魅力を引出ていく。

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百戦錬磨の音楽達人ともなると話も実におもしろい!

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特に広規さん?今日はいつもよりキリッとしてる!と山本さんに言われてしまったよん!

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続々とロックの名曲が演奏されていく。

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「Sunshine of Your Love」から…

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モンキーズまで…。

それにしても人類は偉大な音楽遺産を作ってきたものだ。

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Guitar☆Man名物(?)、長尺名曲メドレーにのぞむ。

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譜面を用意する野呂さんと村松さん。

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弾いている最中はどうしても楽器から手が離せないのでドベーっと長い譜面を広げて弾く側が移動していく。ジャズのビッグバンドのベーシストはよくこれをやってるね。

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2人で仲良く1枚。

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どんな難曲が来ても何ら問題のない…

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盤石のリズム隊!

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♪ドンドンパッで盛り上がる「We Will Rock You」。

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そういえば、難波さんから「広規はピアノもギターもすごくウマイ!」と称賛されていた広規さん。「でも、ちゃんと弾かないんだよね~、おチャラけちゃって…」とも…。そこが広規さんらしくてカッコいいところ!

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「哀愁のヨーロッパ」。そろそろ出ると思ってた!

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今日も広規グルーヴをタンマリとエンジョイしました!

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いつもにぎやかで大熱演のボーカル陣!村松さんリクエストの「お説教」もヨカッタ!

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そしてアンコール。

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まずはジェフ・ベックの「Led Boots」。

35年位前の「ジャズ批評」にジャズ・ギタリストの愛聴盤(あるいは影響を受けたレコード)を特集した号があって、夢中になって読んだ。香津美さん をはじめ、トニーの『Emergency』を挙げる人がすごくたくさんいらっしゃった。当時、このレコードはプレミアがつくほど入手が困難で悶々と日を過 ごした。その中で、野呂さんはジョー・パスの『For Django』を挙げていらっしゃった。私もその頃1曲目の「Django」のソロが好きでコピーしてたりしたもんだから、「そうか、野呂さんもこれコ ピーしたのか…」と勝手に想像していたことを思い出す。

そのジャズの野呂さんがこうしてジェフ・ベックの代表曲をマーシャルで弾くなんておもしろいナァ~。これこそギター☆マンの醍醐味じゃない?

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この日、難波さんのフリでデビュー当時の話しが出て大変おもしろかった。
その時、話しに出はしなかったが、カシオペアは1978年頃、新宿ロフトに毎月レギュラーで出演していた。もちろん今のロフトじゃないよ。にわかには信じられない話しだが、当時は動員に苦労していたらしい。その後の大成功は万人の知るところだ。その頃の私は根っからのハード・ロック・バカだったので見に行かなかったのが悔やまれる。

当時のロフトの出演者の顔触れを見てみると、プリズム、フライング・ミミ・バンド(ゲストが高中さん。土方さんいこの時いたのかな?)、長谷川きよし、クリエイション、PANTA & HAL、ARB、桑名さん、上田正樹等々。ああ、あの日に帰りたい…。

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広規さん、必死の形相!これもまたいいもんだ。

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アンコールにはナンとヴァン・ヘイレンの「Jump」が飛び出した!

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今日の出演者(ボーカル陣をのぞく)は全員「Jump」世代ではないけれど…

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全員でジャンプしたね~!これもGuitar☆Manのいいところ。

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お疲れさまでした~!

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ハイ、記念撮影!

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次回のGuitar☆Manは来週の水曜日、4月10日六本木のスイートベイジル139で開催されます。

詳しくはコチラ⇒Guitar☆Man公式ウェブサイト

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(一部敬称略 2013年3月7日 目黒Blues Alley Japanにて撮影)