田川ヒロアキ～Live at Marquee
昨年末に発表したアルバム『Ave Maria』が好評の田川ヒロアキ。
自分のバンドを引き連れて老舗ライブハウス、江古田マーキーに登場した。
ライブハウスからのラブコールで実現したというこのライブ。超老舗からお声がかかるとはさすが田川ヒロアキ。着実に認知度をアップさせてきていると言わざるを得まい。
マーキーさんって私が子供の頃からあったけんね。当時住んでいた家から遠かったもんでお邪魔したことがなかった。で、今回、初マーキー。うれしかった。
今日はJCM2000 TSL60と1960Aで登場。
今日の田川バンドのメンバーは…
田川ヒロアキ
そして仮谷克之。
ショウは『Ave Maria』からの曲を中心に構成された。
アルバム『Ave Maria』は最新の田川ヒロアキの魅力が詰め込まれた力作で、緩急自在のギター・ミュージックが楽しめるようになっているが、今日のライブも当然アルバム同様密度の濃い演奏となった。
しかも、ドラムはファンキーさんだ。
変拍子を含み、クルクルと場面が変わる難曲「Symphony」も難なくキメて、名手ぶりをアッピール。
数々の場面でヒロアキくんをサポートしてきた仮谷さん。 ファンキーさんとは「カリオペア」や「メカリヤ」といったカバー・バンドでも活躍中だ。
気心の知れたプレイでガッチリとバンドの基盤を支える。
そして、『Ave Maria』収録曲のアレンジでも大活躍の石黒さん。
美しいバッキング、スリリングなソロとライブでも大活躍！
それにしても暗い！撮影むずかしい！
今日は愛用のJMDではないが、太くつややかなマーシャルのサウンドは田川ヒロアキのギターにベストマッチする。
もちろんMCは爆笑の嵐！全員がしゃべりまくるぞ！
第二部はお約束のア・カペラのギター・ソロでスタート。
ま、正直このソロも相当な回数を見てきたが、ますます堂に入り円熟味が増してきた。
ソロの構成に気を遣いすぎることなく、自分のやりたいことをやりたいだけやっている解放感が小気味いい。
とは言っても、もうすでに数多くの大舞台をこなしてきたベテラン・ギタリストだからね…。
「アヴェ・マリア」、「メンデルスゾーン」、「カノン」等のクラシック系バラードでは…
美しく繊細にメロディをなぞることに専念する。
オリジナルのバラードでは感情豊かな熱唱を見せてくれた。特に『Ave Maria』収録の「With Love―愛をこめて」はヒロアキくんらしいロマンティックなメロディが印象残る佳曲に仕上がった。
一方、「My Eternal Dream」や「Speedway」らのアップ・テンポの曲ではひたすらドライビング・ギター・マシーンと化す。
バンドをドライブさせるには本職中の本職だ…
エキサイティングな演奏はお手のもの！
大好きなビートルズのカバーも披露。
ファンキーさんはド迫力のドラム・ソロも見せてくれた。
ソロとくれば石黒さんも当然負けちゃいない！ヒロアキくんとのソロ・バトルはいつも大きな見せ場となる。
仮谷さんのソロは痛快だ。スラップからディストーション・ソロへつないで燃え尽きる！
アンコールは定番の「Beat to Hit」。
お得意のコール＆レスポンスで盛り上がる！
江川ほーじんさん＆菅沼孝三さんとの手数セッション、和佐田達彦さんとのスパイス・ファイブ、小川文明さんとの小川田川、是方博邦さんとのこれたがわ…ずいぶん色々やってんなー…そして自己のバンドと八面六臂の活躍を展開する田川ヒロアキ。
これからの活躍がますます楽しみになっている！
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano
（一部敬称略 2013年3月15日 江古田マーキーにて撮影）